さっぽろ雪まつりの来場者数、始まりと歴史
毎年2月に開催されるさっぽろ雪まつりは、
日本の雪文化を象徴するイベントとして、
世界中に広く知られています。
このお祭りは日本国内はもとより、
海外からも多くの観光客が足を運び、
来場者は毎年200万人を超える大人気イベントです。
始まりと歴史
降雪量が多い札幌の雪捨て場に捨てられている雪を、
アートに利用する事で始まったのが雪まつりです。
はじめの頃は地元の中学校や高校などの、
生徒が集まって5、6台の像を作って展示してました。
全国的に注目を集めるようになってからは、
地元の参加者が増えただけでなく、
自衛隊やプロのアーティストなども参加するようになり、
観光客の数もどんどん増えていったようです。
準備は綿密に行われる
札幌市を代表するイベントというだけでなく、
日本を代表するイベントにまで、
知名度を上げた札幌雪祭りですが、
現在では雪が降り始めてから、
何を作ろうかと考えるのではありません。
前年度の秋、つまり雪が降り始める前から準備開始、
必要な資料収集、現地視察して設計作業を行い、
粘土などで模型が作られたりします。
雪も特別に集める
使用される雪も札幌市内で雪かきされた雪では、
茶色く汚れていることも多いため、
汚れが少ない雪を市内や周辺地域から集めてます。
最近では地球温暖化が札幌にも影響し、
降雪量が年々少なくなっているのだそうです。
そのため真っ白な雪の調達も、
年々大変になっていると言われています。
事故も増えている
温暖化によって札幌雪まつり開催中、
気温が高くなる事も多く、
雪の像が溶けてしまったりする、
トラブル・事故も起こりやすくなっています。
2012年に初音ミクの雪像が倒れて、
観客が巻き込まれてけがをしたケースもあります。
さっぽろ雪まつりを見る時は、
もしかすると雪像が倒壊するかもしれない。
このような事も頭の片隅に置いて、
観光を楽しむのが良いのではないでしょうか。
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