中国自動車産業の現状とこれから、保有台数増加とエコカー政策
中国自動車産業は生産台数は日本、
販売台数はアメリカを抜き、
世界最大の自動車生産・販売国となりました。
この急成長の結果、中国の自動車保有台数は、
日本を抜き、アメリカに次ぐ世界第2位の
自動車保有国になりました。
人口増加が減り、経済成長も緩やかな、
先進国と比べてBRICs諸国の増加は顕著です。
※BRICsとはブラジル、ロシア、インド、中国、
南アフリカの頭文字を取った物です。
BRICsの中でも特に中国の伸びが最大で、人口から考えても、
今後世界一の自動車保有国になるのは間違いないでしょう。
市場が大きくなれば経済的には良いのですが、
自動車増加に伴い、環境悪化の懸念があります。
自動車を起因とする環境問題は古くからあり、
自動車の排出ガスが大気汚染を引き起こすとして、
有害な一酸化炭素、二酸化硫黄、二酸化窒素等が、
公害源として問題とされて来ました。
また最近は人体への影響だけではなく、
二酸化炭素の排出が温暖化を引き起こすとされ、
CO2削減に各産業が取り組んでいるのは、
みなさんも記憶に新しいと思います。
エコカーは日本が強く、他の国は技術的に
遅れているのが現状です。
ハイブリットカー、電気自動車は、
ガソリン車に比べて高価であり、
発展途上国の人で購入出来るのは、
ごくごく一部に限られます。
日本でも未だにガソリン車が
多い現状ですからね(;´∀`)
環境問題とは別に自動車の数が増える事で、
発生する問題があります、それはガソリン消費量の増加です。
中国ではガソリンの輸入量が増え赤字になった事から、
石油消費量の減少のため省エネ車・新エネ車への
取り組みが強化されており、政策にも掲げられています。
現在は日本のエコカー減税のように、
中国でもエコカー取得時は安く購入出来るよう
政府が取り組んでいます。
今後中国自動車産業ではエコカーの開発が、
進むでしょうし、エコカーの普及率も増えるでしょう。
人口が多いと言う事は商機が多い事になりますから、
日本自動車メーカーは、このチャンスを上手く生かして、
ジャパンブランドのエコカーを一台でも多く販売して欲しいです。
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