絞り優先モードでボケる量を調整、デジタル一眼レフ
安価なコンパクトデジカメには付いてませんが、
デジタル一眼レフ、ミラーレス一眼、高級コンパクトデジカメには、
絞り優先モードと言う機能があります。
絞り値が変わるとどうなるか。
1.カメラの絞りを開けると(絞り値を小さくする)ピントがあった場所以外はボケる。
1を使って花畑を撮影した場合、狙った花のみクッキリ撮影、
周りの花をぼかす事で、ピントを合わせた花だけクッキリ写り、
全体を漫然と撮影した写真に比べると印象的な仕上がりになる。
F値を下げればどんどんボケて行くが、
下げ過ぎるとボケ過ぎてしまうのが難しい所。
F値が一番最小の状態、つまり全開状態ではボケが最大になるが、
画質が明らかに落ちるので、全開から2段絞るのが良いとされている。
レンズにもよるが全開から2段絞った状態が、
一番綺麗に映るように設計されている物が多い。
しかしボケを優先したい時は、多少画質低下を招いても、
表現の自由を取るべきである、それが芸術の写真と言う物だ。
2.カメラの絞りを絞ると(絞り値を大きくする)全体的にシャープな写真が撮れる。
2は山、建物等の風景写真を撮る時によく使われ、
ボケる事がなくなるので全体を隅々まで綺麗に撮影出来る。
全体にピントが合った状態をパンフォーカスと言い、
風景写真を撮る時はこの状態で撮影するのが基本である。
ただF値を大きくする、つまり絞れば絞るほどクッキリ映る、
と言う物ではないので注意が必要である。
絞り過ぎると回折現象が起きて、逆に画質低下を招くので、
APS-CサイズならF9,フルサイズならF11が一番良いとされる。
私もそうですが背景をぼかした写真に憧れて、
デジタル一眼レフを始める方が多いようです。
APS-Cのデジイチを使用してるので風景写真の時はF値を9、
ぼかしたい時はF値を5前後で撮影します。
この絞り調整機能を使いこなして、
デジカメでは撮れないような写真を撮りましょう。
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