カンヌ国際映画祭の魅力、日本人の受賞作品一覧(パルムドール)

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ベネチア国際映画祭やベルリン国際映画祭と並んで、

世界の三大映画祭の一つであるカンヌ国際映画祭。

 

フランスの南部にあるカンヌで毎年5月に開催されており。

 

世界中からたくさんのセレブが、

豪華な衣装に身を包んで登場することもあり、

毎年テレビや雑誌などのメディアにも取り上げられています。

 

他の映画祭との違い

この映画祭は他の二つの国際映画祭とは異なる特徴があります。

 

それは映画祭に国際見本市と言う、

マーケットが併設されていることです。

 

このマーケットには世界各国の監督や俳優はもちろん、

映画バイヤーや配給会社などが足を運び、

新作映画のプロモーション活動も積極的に行われています。

 

他の映画祭と比べてひときわ華やかな印象があるのは、

集まるセレブの数が多いと言う事も理由の一つです。

 

ビジネスの場でもある

世界中の監督や俳優たちがこぞって、

配給会社や売屋―達に新作映画をアピールする国際見本市では、

配給会社やバイヤーがどの作品に目を付けるのかが注目されます。

 

映画祭であると同時にビジネスの場でもあるわけです。

 

ヒットしそうな映画を見分けることは、

バイヤーとしての必須のスキルですから、

世界中の敏腕バイヤーたちもカンヌには足を運ぶのだとか。

 

毎年5月には世界中の映画関係者のトップたちが、

カンヌに集うと言っても過言ではありません。

 

過去の受賞作品

カンヌ国際映画祭では最優秀賞の事を、

グランプリではなくパルムドールと呼びます。

 

【日本人が獲得したパルムドール】
・1954年 地獄門 (衣笠貞之助監督)
・1980年 影武者 (黒澤明監督)
・1983年 楢山節考 (今村昌平監督)
・1997年 うなぎ (今村昌平監督)

 

【日本人が獲得したその他の賞】

・1960年 鍵 (市川崑監督 )審査員賞
・1963年 切腹 (小林正樹監督) 審査員特別賞
・1964年 砂の女 (勅使河原宏監督) 審査員特別賞
・1965年 怪談 (小林正樹監督) 審査員特別賞
・1990年 死の棘 (小栗康平監督) 審査員特別グランプリ
・2007年 殯(もがり)の森 (河瀬直美監督) 審査員特別グランプリ

 

日本においては残念ながら、

カンヌ国際映画祭の授賞式の様子は中継放送されませんが、

これから日本映画がどんどん世界から注目されるようになれば、

そのうち授賞式が衛星中継される日も来るかもしれません。


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