終戦記念日とは、靖国神社参拝問題との関係
戦争をまったく経験していない、
「戦後生まれ」の人が大多数を占める、
現在の日本では終戦記念日といっても、
具体的に何が行われた日なのかを、
正確に知っている人は減りつつあります。。
若者は何の日か知らない
20代の若い世代においては、
なんと半数近くが「何の日か知らない」そうです。
確かに最近では8月15日といっても、
政治家の靖国神社参拝の話題ばかり取り上げられていますから、
学校の社会の授業などで勉強でもしない限りは、
そうした知識を得る機会も少ないのかもしれません。
戦争がない平和な世の中で生活できる、
私たちはとても幸せとも言えますが、
終戦記念日は日本の近代史において、
新しい日本の幕開けともいえる日ですから、
年齢に関係なく知っておきたい国民の記念日です。
日本が降伏した日
終戦記念日は世界中でたくさんの犠牲者を出した、
第二次世界大戦が終結した日です。
1945年8月15日は第二次世界大戦で、
日本が連合軍に降伏した日です。
日本では降伏した日をもって、
戦争が終結した日としていますが、
世界的に同じ日に戦争が終わったとは言えず、
終戦の意味づけは国によっても違うため、
国によって終戦記念日は微妙に異なります。
ちなみに日本と同じ8月15日を、
記念日としているのは韓国と北朝鮮です。
これらの国にとっては、
日本から解放された喜ばしい日という、
記念日とされています。
話題になる靖国参拝問題
毎年8月15日になるとテレビで話題となる靖国神社は、
第二次世界大戦だけではなく、
古くは明治維新や日清戦争、満州事変など、
軍人246万人の霊を祀っている神社です。
戦争中に日本に領土を占領されてた国からすると、
A級戦犯と言うのは諸悪の根源ですし、
軍人も敵になります。
なので国の代表である総理大臣が、
終戦記念日に靖国参拝に行くと反発があります。
しかしながら日本側としては、
国のために命を落とした軍人を、
祀る神社へ参拝して何が悪い!?
このような感じのワケです。
参拝する、しないケースがある
日中、日韓問題を懸念して、
参拝を取りやめる総理大臣、閣僚もいますし、
参拝をする人もいるわけです。
経済的に結びつきが強い国なので、
ビジネスを考えて訪問して欲しくない人もいます。
しかし参拝しない場合、
他国の圧力に屈したと取る人もいるので、
毎年話題に上がるわけです。
その人の政治的な思想が入り乱れる行事なので、
どちらが良いのか、なかなか答えが出ない問題ですね。
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