2月の時候の挨拶、立春とは、時期と名前が合ってない?

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手紙を書く時の時候の挨拶には、

 

立春の候、節分の候、向春の候、残寒の候

晩冬の候、余寒の候、春まだ浅く、春寒の候

厳寒の候、寒明けの候、春浅の候、梅鴬の候

 

2月は上記の物を使っておけば間違いありません。

 

冬なのに立春?

春の到来を告げてくれるはずの立春ですが、

全く春を感じない極寒な2月前半に設定されてます。

 

これは天文学や二十四節気によって決められており、

日本でも中国でも毎年2月4日が立春となっています。

 

ちなみに旧正月を祝う地方によっては、

旧暦の1月1日が立春だという説もありますが、

正しくはこれは間違いです。

 

東洋の風習

春の訪れを告げる立春が、

2月早々にやってくるという考え方は、

東洋独自の風習と言われています。

 

ユダヤやギリシャ、バビロニアなど、

西洋文化の中では陰陽暦が採用されていて、

19年間という長いサイクルの中で、

暦が自動的に定められています。

 

しかし中国から派生した中国暦においては、

1年間を24節に区切る事で暦が定義されています。

 

毎年ほぼ同じ日に迎えるのはそのためです。

 

時期的にまだまだ寒い

時候的にはこの日を過ぎると、

寒さも和らいで徐々に暖かくなると言われますが、

近年の地球温暖化や異常気象などの影響もあり、

これを鵜呑みにはできません。

 

立春を過ぎてから春一番が吹くまでに、

年間の最低気温を記録することも珍しくありません、

早々に衣替えをして春支度をするのは、

もう少し先まで待ったほうが良いでしょう。

 

春の始まりを知らせる日

立春は特にイベントが行われるわけでもなく、

祝日になっているわけでもありません。

 

しかし暦の上では春の始まりがこの日です。

 

2月から3月に吹き荒れる春一番によって、

春を実感するという人も多いので、

実生活の中では立春を知らなくても不便はありません。

 

しかし日本人の風習として、

知っておくのも良いのではないでしょうか。


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